Chandler Server 導入2008年08月17日 23時30分00秒

カレンダー共有サーバを探す

カレンダーの同期/共有をするためにいろいろとオープンソースを探しましたが、多くの場合(Google/Yahooとか)「うちのWebサービスでやってます」といったものしか見つかりませんでした。

この手のサービスは利用者は多いし大手なので問題はないでしょうが、無料で利用しやすい反面、なんとなく個人のスケジュールを公開している感じが精神的に抵抗があります。(まだまだ時代に乗り切れていない・・)

そんな中、Chandler Project というのを発見。赤い犬がトレードマークのようです。^^;

いろいろなサイトで紹介されてましたが情報は古い。と思ってたところ、改めてリンク先を収集してみると最近バージョンがあがったらしく新しめの情報もありました!
GTD を意識したカレンダー・タスク管理アプリ:Chandler
CalDAVもサポートするカレンダーサーバ「Chandler Server」
オープンソースのPIMソフト「Chandler 1.0」リリース


Chandler Project とは

最初は Chandler Project のWebサイトを見ても何をするためには何をダウンロードすればいいのかよくわかりませんでした。。。;-) やっぱり英語もちゃんと読まないといけません。。。
さて私の理解した感じをまとめておきます。
  1. Desktop (Chandler Desktop)
  2. クライアントアプリケーションです。
    対応OSは、Windows/Linux/MacOSX(PPC/Intel)となってます。後述しますが、ここで公開されているクライアントアプリケーションを使用しなくても、Apple iCal や Mozilla Sunbird などでカレンダー共有ができます。
  3. Server (Chandler Server (Cosmo))
  4. サーバーアプリケーションです。
    役割は2つあります。
    ・Webサービス。Webブラウザでカレンダー操作可能。
    ・カレンダーデータ共有。クライアントと通信可能。
    Javaで開発されており、Tomcatで動作するようになっています。(Tomcatも同梱されてます:後述)Tomcat の動作する環境ならOKだと思いますが、Linux/MacOSX/Windows (native and Cygwin)でテストしたようなことが書かれています。
  5. Hub Service
  6. はじめはServerとHub Serviceの意味がわかりませんでしたが^^;、自分のサーバーマシン上で単独動作させるならServerをダウンロード&インストールして自分でサーバーを立てる。そういう環境はないけどインターネット環境はあるぞ、という場合はChandler Projectの運営しているWebサイトであるChandler Hub(Hub Service)を利用していいですよ。という位置づけであると理解しました。


お試し環境(インストール環境)

インストールした環境は次の通り。
  • サーバー:CentOS5.2
  • CentOS5.2をインストール後、Updateを行った状態。
  • クライアント:MacBookPro (MacOSX 10.5.4)
  • Chandler Desktop と iCal と Sunbird を試します。


Chandler Server (Cosmo) 導入


事前準備:

データベース:
Chandler Server (Cosmo) は、MySQL5を使用することもできそうですが、Derby を使った方法が簡単そうなのでとりあえず Derby を使った方法で動作確認まで行ってみることにします。
→データベースについての作業なし。

Java (for Tomcat5.5) :
同梱されているTomcatは5.5なので、JDK1.5(5.0)以降が必要になります。しかしながら、CentOS5.2にインストールされているのは1.4です。
今回はJDKではなくJREで十分のため既にインストールされていた/usr/lib/jvm/にjre-1.4.2 を尊重して(?)、/usr/lib/jvm/jre-1.5 を JAVA_HOME にできるようにインストールしました。※インストールといってもダウンロード&展開するだけですが。。。

インストール:

まずは動作確認が目的のため、一般ユーザのホームディレクトリで作業してみます。作業内容は以下の通り。
同梱されていたREADME.txtにある通り ここ を参考にしました。

ダウンロード:

[makai@localhost ~]$ mkdir Chandler
[makai@localhost ~]$ cd Chandler/
[makai@localhost Chandler]$ ls
[makai@localhost Chandler]$ wget http://downloads.osafoundation.org/cosmo/releases/1.0.0/osaf-server-bundle-1.0.0.tar.gz
--14:13:38--  http://downloads.osafoundation.org/cosmo/releases/1.0.0/osaf-server-bundle-1.0.0.tar.gz
downloads.osafoundation.org をDNSに問いあわせています... 64.127.108.189
downloads.osafoundation.org|64.127.108.189|:80 に接続しています... 接続しました。
HTTP による接続要求を送信しました、応答を待っています... 200 OK
長さ: 47585988 (45M) [application/x-gzip]
Saving to: `osaf-server-bundle-1.0.0.tar.gz'

100%[===============================================================================>] 47,585,988   418K/s   in 1m 46s 

14:15:25 (438 KB/s) - `osaf-server-bundle-1.0.0.tar.gz' を保存しました [47585988/47585988]

[makai@localhost Chandler]$ 
[makai@localhost Chandler]$ ls
osaf-server-bundle-1.0.0.tar.gz

ファイルの展開(解凍):

[makai@localhost Chandler]$ tar xvfz osaf-server-bundle-1.0.0.tar.gz 
osaf-server-bundle-1.0.0/tomcat/
osaf-server-bundle-1.0.0/tomcat/logs/
osaf-server-bundle-1.0.0/tomcat/shared/
osaf-server-bundle-1.0.0/tomcat/shared/classes/
 : : :
osaf-server-bundle-1.0.0/tomcat/conf/server.xml
osaf-server-bundle-1.0.0/tomcat/webapps/chandler.war
osaf-server-bundle-1.0.0/tomcat/conf/Catalina/localhost/chandler.xml
[makai@localhost Chandler]$
[makai@localhost Chandler]$ ls 
osaf-server-bundle-1.0.0  osaf-server-bundle-1.0.0.tar.gz
[makai@localhost Chandler]$ ls osaf-server-bundle-1.0.0/
LICENSE.txt  NOTICE.txt  README.txt  RELEASE_NOTES.txt  bin  db  etc  license  logs  migration  tomcat
[makai@localhost Chandler]$

サーバ開始(起動):

[makai@localhost osaf-server-bundle-1.0.0]$ export JAVA_HOME=/usr/lib/jvm/jre-1.5
[makai@localhost osaf-server-bundle-1.0.0]$ ls
LICENSE.txt  NOTICE.txt  README.txt  RELEASE_NOTES.txt  bin  db  etc  license  logs  migration  tomcat
[makai@localhost osaf-server-bundle-1.0.0]$ bin/osafsrvctl start
Using OSAFSRV_HOME:    /home/makai/Chandler/osaf-server-bundle-1.0.0
Using CATALINA_BASE:   /home/makai/Chandler/osaf-server-bundle-1.0.0/tomcat
Using CATALINA_HOME:   /home/makai/Chandler/osaf-server-bundle-1.0.0/tomcat
Using CATALINA_TMPDIR: /home/makai/Chandler/osaf-server-bundle-1.0.0/tomcat/temp
Using JRE_HOME:       /usr/lib/jvm/jre-1.5
[makai@localhost osaf-server-bundle-1.0.0]$

サーバ停止(終了):

[makai@localhost osaf-server-bundle-1.0.0]$ export JAVA_HOME=/usr/lib/jvm/jre-1.5
[makai@localhost osaf-server-bundle-1.0.0]$ ls
LICENSE.txt  NOTICE.txt  README.txt  RELEASE_NOTES.txt  bin  db  etc  license  logs  migration  tomcat
[makai@localhost osaf-server-bundle-1.0.0]$ bin/osafsrvctl stop
Using OSAFSRV_HOME:    /home/makai/Chandler/osaf-server-bundle-1.0.0
Using CATALINA_BASE:   /home/makai/Chandler/osaf-server-bundle-1.0.0/tomcat
Using CATALINA_HOME:   /home/makai/Chandler/osaf-server-bundle-1.0.0/tomcat
Using CATALINA_TMPDIR: /home/makai/Chandler/osaf-server-bundle-1.0.0/tomcat/temp
Using JRE_HOME:       /usr/lib/jvm/jre-1.5
[makai@localhost osaf-server-bundle-1.0.0]$

次のURL http://localhost:8080/ にアクセスして下図のようなページが表示されればOKです。
Chandler Server のトップページ
え?これだけ?って感じですね。さすが Tomcat!?(Java!!)、Chandler !!

とりあえずアカウント作成:
画面右側にある「Create a new account」をクリックします。
Create a new account

必要な情報をいろいろと入力。

まだカレンダーが作成されていないのでグレーな表示。
カレンダーが作成されていない状態

左上の赤い犬の下辺りにある [+] をクリックしてカレンダー名を入力。
新規カレンダー名の入力

カレンダーが作成されました!
カレンダーが作成されました

とりあえずメモを作成してみたところ(タイトル:最初のメモ)
メモを登録したところ

Chandler Desktop 導入

ここからOSに合わせてダウンロードします。
Chandler Project - Welcome
Chandler Desktop


つづく。。。

Chandler Server 導入
CalDAV カレンダー同期確認(Chandler Desktop 編)
CalDAV カレンダー同期確認(Apple iCal 編)
CalDAV カレンダー同期確認(Mozilla Sunbird 編)

CalDAV カレンダー同期確認(Chandler Desktop 編)2008年08月20日 05時00分00秒

CalDAV カレンダー同期確認(Chandler Desktop 編)

Chandler Webサーバ機能

Chandler Server は、Webサーバ機能も持っているため、Webブラウザでアクセスしてみます。ここではSafariを使っています。
http://10.211.55.10:8080/chandler/welcome
※IPアドレスは、Chandler Server が稼働しているサーバを指定します。(今回の環境では [10.211.55.10] です)

サーバー上で作成したアカウントを使ってログインします。
ログイン

予定1と予定2を作成してみました。

左上の[▼]部分をクリックすると「Subscribe with:」メニューがあらわれます。

ここまではクライアントに何を使うつもりかに関わらず共通の操作でした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


Chandler Desktop

「Subscribe with:」メニューの「Chandler Desktop」をクリックすると長いURLをともなったダイアログが表示されます。

URLをコピーして、説明の通りに進めます。
Chandler Desktop を起動します。
画面はこんな感じです。
Chandler Desktop (MacOSX)

「Share」メニューの「Subscribe」を選択するとダイアログが表示されるので先ほどコピーしたURLをペーストします。

「Subscribe」ボタンを押すとアカウント情報を入力するためのフィールドが現れるので正しく入力します。

タイムゾーンについて聞いてきたので "YES" にしておきました。
ask time zone

ブラウザで入力しておいた予定が表示されました!
Web経由で入力したものが表示されている!

予定1に追記してみます(右下の「Desktopで編集しました♪」です)。
予定を編集(追記)してみたところ。。。

Webブラウザで確認してみると・・・確かに入力した「Desktopで編集しました♪」が反映されています!!


反映されていない場合は、Desktopの場合は「Sync」をWebブラウザの場合は「Reload操作」をすれば反映されると思います。



Chandler Server 導入
CalDAV カレンダー同期確認(Chandler Desktop 編)
CalDAV カレンダー同期確認(Apple iCal 編)
CalDAV カレンダー同期確認(Mozilla Sunbird 編)

CalDAV カレンダー同期確認(Apple iCal 編)2008年08月20日 19時44分08秒

CalDAV カレンダー同期確認(Apple iCal 編)

Chandler Webサーバ機能

Chandler Serverに対する操作については CalDAV カレンダー同期確認(Chandler Desktop 編) を参照してください。

Apple iCal

WebブラウザでChandler Serverにアクセス&ログインします。
左側の「Subscribe with:」メニューの「Apple iCal」をクリックすると長いURLをともなったダイアログが表示されます。

参照だけで良い場合はURLをコピーして、説明の通りに進めます。
ここでは、編集もできるようにしたいので、下段の説明(Apple iCal 3.x (Leopard) Users:)に従って作業を進めます。 まずは、iCal を起動します。
画面はこんな感じです。

メニューから[iCal] -> [環境設定...]を選択してアカウントを表示します。

左下の[+]をクリックしてアカウントを登録します。

説明: 適当に入力します。
ユーザ名: 今回作成したアカウント
パスワード: 今回作成したアカウントのパスワード
▼サーバオプション
アカウントのURL: http://10.211.55.10:8080/chandler/dav/users/makai
ここが重要です。Chandlerのサイトでは「Chandler Hub」の場合のことが記述されていて、説明のままではエラーになりました。"/chandler/"を忘れないように!
認証にKerberos V5 を使用 今回はチェックしませんでした


アカウントが登録されました。

左側に「CHANDLER SERVER」が追加されてます!
今までに登録した予定1と予定2も表示されてます!

予定1に追記してみます(「Safariで編集しましたよ!」です)。

Webブラウザで確認してみると・・・確かに入力した「Safariで編集しましたよ!」が反映されています!!



Chandler Server 導入
CalDAV カレンダー同期確認(Chandler Desktop 編)
CalDAV カレンダー同期確認(Apple iCal 編)
CalDAV カレンダー同期確認(Mozilla Sunbird 編)

CalDAV カレンダー同期確認(Mozilla Sunbird 編)2008年08月20日 21時00分00秒

CalDAV カレンダー同期確認(Mozilla Sunbird 編)

Chandler Webサーバ機能

Chandler Serverに対する操作については CalDAV カレンダー同期確認(Chandler Desktop 編) を参照してください。

Mozilla Sunbird

WebブラウザでChandler Serverにアクセス&ログインします。
左側の「Subscribe with:」メニューの「CalDAV」をクリックすると長いURLをともなったダイアログが表示されます。

参照だけで良い場合はURLをコピーして、説明の通りに進めます。
ここでは、編集もできるようにしたいので、下段の説明に従って作業を進めます。 まずは、Mozilla Sunbird を起動します。
画面はこんな感じです。
起動画面

メニューから[ファイル] -> [別のカレンダーを購読...]を選択して設定を行います。
「ネットワークのサーバに保存する」を選択します。
別のカレンダーを購読...

フォーマットは「CalDAV」、場所にはコピーしたURLを貼り付けます。
新規カレンダー作成(CalDAV)

名前やカラーを設定します。

左側に「Chandler Server」が追加されてます!
今までに登録した予定1と予定2も表示されてます!

予定1に追記してみます(「Sunbirdで編集しましたよ☆」です)。
予定編集画面

Webブラウザで確認してみると・・・確かに入力した「Sunbirdで編集しましたよ☆」が反映されています!!



Chandler Server 導入
CalDAV カレンダー同期確認(Chandler Desktop 編)
CalDAV カレンダー同期確認(Apple iCal 編)
CalDAV カレンダー同期確認(Mozilla Sunbird 編)